鉄材ネジへのU&Zコート+耐食性向上

表面処理種類 | U&Zコート(ユニメットコート)乾式衝撃亜鉛めっき |
機能・目的 | 耐食性の向上 |
素材 | 鉄鋼材 |
業界 | 自動車・船外機 |
外観・色 | 艶消しブラック |
環境対応 | RoHS対応品 |
詳細説明
こちらは鉄材ネジの表面処理の仕様相談です。
乾式衝撃亜鉛めっき(Zコート)処理を専用機を用いてZRアイアン(亜鉛・マグネ合金微粒子)を被処理物の表面に投射することにより封孔と同時に、亜鉛合金被膜を形成させる方式で対応をしております。Zコートは防錆用途や塑性加工用の潤滑保持被膜として単独でも使用されますが、Uコートと組み合わせることで、さらに高耐食性を発揮する処理システムです。
こちらの処理は電気めっきや塗装ではなく、ショットブラストに近い処理に該当し、硬さも保持可能な点に加え、薄膜でも耐食性や硬さを付与することが特徴です。具体的な耐食性を表す指標としまして、塩水噴霧試験で3,000時間で赤錆なしを実現することができます。
この方法であれば薄膜のまま耐食性を向上できるため、例えば、小ねじのようなサイズの製品小さい製品でも機能を損なうことがありません。
その他、この処理は焼結冶金に有効な処理であり、電気めっきでは問題が起きやすい焼結素材に対して直接Zコートを処理し、封孔処理の代用とすることも可能です。