SUSXM7ボルトを、鉄+ステンコートに置き換えてコストダウン
| 表面処理種類 | ステンコート(ジンロイ+Kコート) |
| 機能・目的 | コストダウン |
| 素材 | SUSXM7 |
| 業界 | 搬送機械 |
| 外観・検査 | ステンレス調 |
| 環境対応 | RoHS対応 |
詳細説明
エンドユーザーが搬送機械メーカー様の案件で、既存の搬送機械に使用されるステンレスボルトのコストダウンに関するご相談を頂きました。
従来は、ボルトの材質としてSUSXM7を採用していました。ちなみにSUSXM7は、SUS304に銅(Cu)を添加し冷間加工性を向上させたステンレス鋼材で、締結部品の材質として広く利用されています。お客様からのご相談を受け、弊社より、ステンレスから鉄材+ステンコートへの置き換えをご提案いたしました。
このステンコートというのは、「ジンロイ」と呼ばれる亜鉛ニッケル合金めっき(ニッケル含有率7~12%程度)+三価クロメート処理に、トップコートとして「Kコート」を組み合わせることにより、ステンレス調の光沢のある美しい外観と高耐食性を両立するコーティングになります。この材質変更により、要求スペックを満たしつつ大幅なコストダウンを実現することができました。
締結部品の表面処理のプロフェッショナルである弊社は、創業以来60年以上にわたり大手締結部品メーカー様との取引の中で蓄積してきたノウハウを元に、「コストダウンしたいが耐食性・美観性は妥協したくない」「高耐食性が必要だが磁性が必要なのでステンレスが使えない」というようなニッチなお困りごと解決に貢献いたします。
研究開発設備、試作めっきライン・コーター、量産ライン、評価設備を社内で保有しておりますので、試作~評価~量産までワンストップで対応可能です。
締結部品のめっき・コーティングに関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

