鉄製ネジへのハイニッケル亜鉛合金めっき＋亜鉛アルミ複合塗装（マグニ）

こちらは、鉄製ネジへのハイニッケル亜鉛合金めっき＋亜鉛アルミ複合塗装（マグニ）を行った事例です。

お客様より、鉄製ボルトの耐食性と耐塩害性を、従来の亜鉛めっき処理と比較して大幅に向上させたいというご要望がございました。特に、厳しい塩害環境下においても長期にわたり錆の発生を抑制できる、非常に高耐食かつ高耐塩な表面処理が求められていました。

そこで当社は、この高度なご要求にお応えするため、素地にハイニッケル亜鉛合金めっきを施し、その上層に亜鉛とアルミニウムのフレークを含有する複合塗料を塗布する表面処理をご提案いたしました。

このハイニッケル亜鉛合金めっきと亜鉛アルミ複合塗装を組み合わせた処理を採用いただいた結果、塩水噴霧試験において、驚異的な3,000時間以上赤錆の発生が見られないという評価をいただきました。さらに、継続試験では5,000時間をクリアするほどの優れた耐食性を実証することができました。これは、ハイニッケル亜鉛合金めっきの皮膜と、亜鉛とアルミニウムフレークが形成する強固なバリア層が、相乗効果を発揮したことによるものです。

このような超高耐食と超高耐塩の表面処理をお求めでしたら、当社にご相談ください。