マイクロネジへの亜鉛系めっき

表面処理種類 | 亜鉛系メッキ |
機能・目的 | 耐食性向上 |
素材 | 鉄鋼材 |
業界 | 弱電 |
外観・検査 | 銀白色 |
環境対応 | RoHS対応品 |
詳細説明
こちらは、マイクロネジへの亜鉛系めっきを行った事例です。
お客様より、極めて小さいサイズのネジであるマイクロネジへの亜鉛めっき処理について、めっきコストと乾燥不良による外観不良を解決したいとのことで当社にご相談をいただきました。一般的に、これらの微小なネジへの均一なめっき処理は難易度が高く、対応できる業者も限られています。また、バレルめっきの際にネジ同士が重なり合い、めっき液が十分に循環しないことによる膜厚不良や、乾燥不良も懸念されていました。
そこで当社では、他社では困難なマイクロネジへの亜鉛めっき処理を、熟練した技術者による手作業ラインにて、マイクロネジ用に独自開発をしたバレルを用いることで解決しました。独自開発したバレルは、めっき液の循環を最適化しており、マイクロネジに合わせた仕様にしております。また、めっき後の乾燥工程においては、熱によるネジの変形を防ぐため、耐熱樹脂製のカゴを使用することで、外観不良の問題を解決いたしました。
このように当社では、2.0mmから2.9mmのマイクロネジの対応はもちろんこと、数量は限られますが、1.2mmや1.6mmといった極小サイズのマイクロネジに対しても対応が可能でござます。マイクロネジの均一なメッキ処理をお求めでしたら、当社にご相談ください。