よくある質問一覧
めっき・コーティングに関して
お客様からよく頂くご相談・ご質問とそれらに対するプロの回答を
Q&A形式でまとめております。
キーワードから探す
めっき
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Q.
めっきのバレルサイズはどのくらいですか?
A.M6以下の小ねじを得意としていますので20kg前後の投入量が平均で最大でも25kg投入になります。蓋の無いキョークロ式オープンバレルは24時間稼働の連続ベーキング炉を備えたラインで使用しており、蓋付バレルは亜鉛めっきラインとジンロイラインに使用しております。
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Q.
焼結冶金・鋳物・高炭素鋼等々の難素材へのめっきは可能ですか?
A.弊社では様々な難素材に対応しており、めっきと相性が良くない素材の場合、塗装でのご提案等々、案件ごとに適した処理をご提案をさせて頂きます。焼結合金の量産も行っておりますが樹脂含侵工程の影響を大きく受ける為、工程全体の安定定的な管理とご理解が必要になります。
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Q.
ジンロイめっきとハイニッケルめっきとの違いを教えて下さい。
A.共に亜鉛ニッケル合金めっきで、ジンロイは6~10wt%/ハイニッケルは12~18wt%のNiを含有し、残りは亜鉛成分になります。ジンロイという名前は商標で中ニッケルと呼ばれることもあり歴史の古い技術になります。これに対しハイニッケル(高ニッケル亜鉛合金めっき)は比較的新しい技術で耐食性が高いことと綺麗な黒色外観が得られ、自動車中心に採用が多くなっています。耐食性についてはハイニッケルの方が良い傾向にあります。
当社の亜鉛ニッケル合金めっきは電流効率の良い酸性浴になります。
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Q.
焼入れしたネジのめっきを依頼したいのですが、適した前処理設備はありますか?
A.弊社めっきラインは全自動ライン・手動・試作ライン5ライン全てに酸洗槽・電解脱脂槽を設けており、スケール・スマット除去が可能です。入荷状態によっては予備洗浄を行った後にライン投入いたします。
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Q.
バレルめっきラインを24時間稼働させられるのはなぜですか?
A.全自動ベーキング亜鉛めっきラインのため、投入から取り出しまで約8時間かかります。月曜朝稼働すれば週末まで稼働は止めません。
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Q.
他社でめっきされた品物の膜厚測定依頼は可能ですか?
A.原則有償ですが、ご対応させて頂くことは可能です。蛍光X膜厚計で測定しますので、素材とめっきの種類をお問合せいただき、測定可能な元素であればご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
コーティング
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Q.
鉄ねじとアルミとの締結で、ガルバニック腐食を抑制する表面処理はありますか?
A.塗装では、ジオメット処理。めっきではハイニッケルに一定の抑制効果がございます。
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Q.
ジオメット・マグニ・メタスYCの違いを教えて下さい。
A.3種類共に亜鉛アルミフレーク塗料による焼付塗装になり、各塗料製造メーカーが異なります。製品形状や熱処理状況、用途やスペックによってご相談・ご提案させて頂きます。
・ジオメット :NOF metal coatings /水系塗料で焼付温度が350℃
・マグニ :The Magni Group Inc(USA)/溶剤系塗料で焼付温度が260℃
・メタスYC :ユケン工業㈱ /溶剤系塗料で焼付温度が260℃
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Q.
大型のコーター装置はお持ちですか?
A.大中小と処理バスケットの大きさ違いのコーティングマシンを所有しておりますが、当社でのいちばん大きいバスケットで25kg程度のワーク投入量になります。受注量や形状、品質要求レベルに応じたコーターで処理します。M6以下の小ねじを得意としておりますので、大型ボルトを100kg単位で処理するような装置は持ち合わせておりません。
検査・試験
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Q.
表面処理に対する環境帳票類の提出は可能ですか?
A.環境帳票専門の担当者が在籍しており、薬剤メーカー発行の日含有証明書類等々、ご要望に応じてご対応致します。
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Q.
他社でめっきされた品物の再めっきは可能ですか?
A.依頼量にもよりますが再処理は可能です。六価クロメートが施されている場合、排水規制の観点からからお断りさせて頂く場合がございます。現在当社は六価クロムを全廃しており還元工程を停止しております。
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Q.
中性塩水噴霧試験で3000時間赤錆発生の無き事をクリアする処理はありますか?
A.弊社では、U&Zコートが該当します。ハイニッケル+ジオメットを組み合わせることも出来ます。
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Q.
他社めっき品の膜厚測定をおこなって頂けますか?
A.状況にもよりますが対応させていただく事はあります。測定方法は基本的に蛍光X線膜厚計による測定になり有償になることをご了解ください。
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Q.
塩水噴霧試験は対応可能ですか?
A.可能です。大型品は困難な場合がありますが JIS2371・JIS8502に準ずる中性塩水噴霧試験を行っております。
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Q.
成分分析の検査成績書の発行は可能ですか?
A.キョークロ名でよろしければ発行させていただきます。
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Q.
RoHS分析に対応していますか?
A.対応しています。エネルギー分散型蛍光Ⅹ線もしくはレシオビーム分光光度計にて測定いたします。
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Q.
めっきの合金比率の測定は可能ですか?
A.可能です。蛍光Ⅹ線で測定します。
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Q.
塩水噴霧試験のみの依頼は可能ですか?
A.基本的には顧客流動商品優先対応ですが、有料にて対応させていただきます。JISZ2371に準じた試験方法で、弊社書式の成績書を発行致します。
会社
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Q.
製品のベーキング処理(脱水素処理)の必要性の有無について判断して頂けるのでしょうか?
A.ベーキング処理は顧客様の仕様によって決まりますので、私共めっき専業者が判断することはありません。稀に水素感受性の高い品物がベーキング無しの指示の場合、ご確認、ご助言させて頂く場合があります。
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Q.
ステンレス素材にめっきや塗装コーティングは可能ですか?
A.殆どのステンレスに塗装は可能です。めっきはオーステナイト系のステンレスに少し困難な面がございます。別途ご相談下さい。
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Q.
高耐食・高級感・美観性かつ艶感のある黒色の表面処理が欲しいのですが、何がいいですか?
A.素材、形状にも寄りますので具体的なワークの提示を受けた上でご希望に添える表面処理をご提案いたします。代表的な黒色処理は、ハイニッケル黒色クロメートやポリシール処理、ユニメット等となります。下地に亜鉛系黒色3価クロメートを行い黒系のトップコートを施す処理は実績が豊富です。
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Q.
RoHS規制に対応したネジのめっき・コーティングには、どのような種類がありますか?
A.めっきでは数年前に六価クロメートを完全廃止し、全てのめっきが規制対応となります。コーティングには一部規制物質含有品も含まれておりますので都度ご相談下さい。
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Q.
担当者の連絡先を知りたいです。
A.お見積り・処理商品ご相談等は 営業担当の角(すみ)までお電話いただければご対応致します。品質保証・技術に関するお問合せは、技術部の熊崎(くまさき)までお電話頂ければご対応致します。
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Q.
オンラインでの打ち合わせは対応可能ですか?
A.もちろん対応可能でございます。現在も多数実施しております。
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Q.
トレーサビリティがあるシステムを導入していますか?
A.社内システムにより作業指示書・検査指示書が発行され、処理毎にバーコードを通し、全ての履歴を確認できるシステムを構築しております。
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Q.
一日当たりどれくらいの数量のめっき・コーティングを行っていますか?
A.弊社グループ全体において、一部24時間稼働にて一日あたり平均25ton程度のねじ・ボルト・ナット類に対して、めっき・コーティング処理を行っています。
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Q.
ネジ以外のめっき・コーティングの依頼は可能ですか?
A.可能です。ワッシャーなど重なり易い製品は手並べして焼き付けます。
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Q.
最小ロットを教えてください。
A.小さな部品1個からでもお受けいたします。ご相談ください。
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Q.
最大ロットを教えてください。
A.ご希望に添える様ご相談させていただきます。M6以下の小ねじサイズ部品を得意としております。大きな部品は外注もしくは別途ご相談させていただきます。
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Q.
ISO14001は取得していますか?
A.2002年に取得しております(認証登録番号09742)。
09742_JPN_APKC_Certificate -
Q.
排水処理はどのようにされていますか?
A.中和凝集沈殿法にて処理しております。最大15ton/h、一日当たり平均200tonの排水処理を行っております。