ドリルネジのめっき・コーティング:穿孔性能と高耐食性の高度な両立

目次
ドリルネジとは?タッピンネジ・ビスとの違い
ドリルネジは、その名の通り先端がドリル形状になっており、下穴あけ、タップ立て、締結の3工程を一度に行える非常に合理的な締結部品です。
木材用や薄鋼板用の「タッピンネジ」や「ビス」と決定的に異なるのは、厚みのある鋼板(H形鋼など)を自ら貫通させる必要がある点です。そのため、ドリルネジには非常に高い硬度が求められ、製造過程で焼入れ処理が必須となります。
ドリルネジのめっき・コーティングにおける注意点
しかし、この焼入れ処理が入っている点が大きな課題です。
高硬度の鋼材に電解めっきを施すと、工程中で発生する水素が鋼材内部に侵入し、後に突然ネジが折れる「水素脆化による遅れ破壊」のリスクを孕むからです。また、ドリルネジは屋根や外壁などの屋外環境で多用されるため、過酷な塩害にも耐えうるスペックが要求されます。
ドリルネジに最適なめっき・コーティング
焼入れが入っているドリルネジの表面処理として最適なものが、日本ラスパート株式会社の「ラスパート」です。
これは、亜鉛めっき層の上にセラミック系の化成処理を施し、さらにトップコートを重ねる複合被膜で、塩水噴霧試験において2000時間を超えるような卓越した耐食性を誇ります。
また、NOFメタルコーティングス株式会社の「ジオメット」も極めて有効です。ジオメットは完全クロムフリーの水系コーティングであり、処理工程で酸洗いを行わないため、焼入れネジにとって致命的な水素脆化の懸念を構造的に排除できます。
これらのめっき・コーティングは、施工時の摩擦抵抗を抑える潤滑性も備えており、厚板へのスムーズな穿孔を促し、作業性を向上させます。
締結部品の表面処理なら、ネジめっき・コーティング.comにお任せください!
当サイトを運営する株式会社キョークロは、昭和33年の創業以来、表面処理一筋で取り組んできました。
60年以上の経験と実績にもとづき、多数の国内トップメーカーから「ネジのめっき・コーティングなら、やっぱりキョークロ」と、多大なる信頼を頂いております。
ドリルネジをはじめとする締結部品(工業用ファスナー)のめっき・コーティングなら、お気軽にご相談ください。
