ハイニッケル(三価クロメートなし)+メタスYC

表面処理種類 | ハイニッケル(三価クロメートなし)+メタスYC |
機能・目的 | 超耐食性向上 |
素材 | 鉄鋼材 |
業界 | 弱電 |
外観・検査 | 銀白色 |
環境対応 | RoHS対応品 |
詳細説明
こちらは、ハイニッケル(三価クロメートなし)+メタスYCを行った事例です。
お客様より、従来の塩水噴霧試験よりも厳しい評価基準となる複合サイクル試験(CCT)における耐食性能の向上というご要望がございました。特に、過酷な腐食環境下でも長期にわたり錆の発生を抑制できる表面処理が求められていました。
そこで当社は、この厳しい要求にお応えするため、ハイニッケルめっき(高ニッケル亜鉛合金めっき)を素地とし、その上に亜鉛とアルミニウムのフレークを含有する複合塗料であるメタスYCを組み合わせた表面処理をご提案いたしました。
このハイニッケル(三価クロメートなし)+メタスYCの組み合わせを採用いただいた結果、複合サイクル試験において510サイクルという非常に優れた耐食性を実現し、赤錆の発生は見られませんでした。これは、高ニッケル亜鉛合金めっきが持つ緻密な保護皮膜と、メタスYCに含まれる亜鉛とアルミニウムフレークが形成する強固なバリア層が、複合的に作用したことによるものです。
このような高耐食をご希望の際は、複合被膜でお求め耐食性を実現のサポートさせていただきますので、当社にご相談ください。